フェイスマスクOEMの完全ガイド!素材選びから小ロット製造、失敗しないメーカー選定のポイントまで徹底解説

フェイスマスクOEMの完全ガイド!素材選びから小ロット製造、失敗しないメーカー選定のポイントまで徹底解説

フェイスマスク市場は急速に成長し、消費者のニーズが多様化しています。
かつてのスペシャルケア製品から、今では毎日のルーティンの一部として定着し、毛穴ケアや時短ケアなど、具体的な肌悩みに対応した製品が求められる時代へシフトしました。こうした市場変化の中で、フェイスマスク事業を立ち上げたい、あるいは既存製品を強化したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし、フェイスマスクのOEM製造には、単に「美容液を作る」だけでは成功しません。
シート素材、美容液、パッケージという3つの要素がうまく調和してはじめて、消費者が満足できる製品が完成するのです。さらに、メーカー選びを一つ間違えると、品質問題やコスト面での後悔につながる可能性もあります。

本記事では、フェイスマスクOEM製造の全体像を解説します。
市場トレンドの把握から、シート素材・美容液・パッケージの最適な選び方、失敗しないOEMメーカー選定の基準まで、事業成功に必要な知識をすべて網羅しました。小ロット対応や初期投資の抑え方についても具体的に紹介しているため、新規参入者こそ参考にしていただきたい内容です。

プロのOEM会社との適切なパートナーシップを構築することで、市場ニーズに応えた高品質な製品を実現でき、確度の高いブランド立ち上げが可能になります。

目次

フェイスマスクOEMの基礎知識と市場の需要トレンド

フェイスマスク市場は、ここ数年で劇的に変わっています。

かつては「週に一度のスペシャルケア」として位置付けられていたフェイスマスクですが、今では毎日のスキンケアルーティンの一部として定着しました。
さらに驚くべきことに、朝晩の1日2回使うユーザーも増えており、市場全体の使用頻度が大幅に高まっているのです。

このトレンド変化は、消費者のニーズの多様化を意味しています。
単に「潤う」という基本機能だけでは満足されず、

「毛穴が気になるから毛穴ケア成分を配合したものが欲しい」

「朝は時短で効く処方を」

といったように、具体的な肌悩みと有効成分を結びつけた製品が求められるようになりました。

成分選択が支配する市場

特に注目されているのが、毛穴ケアを目的とした商品です。
ビタミンCやグリシルグリシンといった成分への引き合いが急速に増えており、消費者が「成分の効果」を意識的に選ぶ時代へシフトしていることが分かります。
一般消費者にとって馴染みやすいビタミンCは依然として最も人気が高く、ブランド立ち上げの際の強い訴求ポイントになっています。

OEM製造における容量戦略の重要性

こうした市場変化を受けて、OEM製造の在り方も進化しています。
デイリー使いの定着に伴い、パッケージの仕様選択も変わってきました。
例えば、消費者は気に入った製品を見つけるまでに複数の商品を試し比べるようになり、7枚から10枚程度の「試しやすい容量」を求める傾向が強まっています。

一方、気に入った製品が見つかれば、30枚入りのボックスタイプなど、継続購入しやすい大容量パックへシフトするという消費行動も一般的です。

ブランド成功に必要なOEMパートナー選択

このような消費者心理を理解した上で、OEM製造に適切な製品企画を立てることが、ブランド成功の鍵となります。
小ロットからの対応が可能なOEM会社なら、まずは試しやすい容量で市場に投入し、反応を見ながら製品ラインを展開していくという、リスクを抑えた参入戦略が実現可能です。

化粧品OEMの専門会社は、このような市場の変化と消費者行動を熟知しており、ブランドオーナーの目線に寄り添った提案をしてくれます。自社製品がどのポジション(プレミアム志向か、デイリー価格帯か)で勝負するのか、どのような成分で差別化するのかといった戦略段階からサポートしてくれるパートナーを選ぶことで、成功確度の高い商品開発が期待できるのです。

製品の質を左右するフェイスマスクOEMの「3大要素」とは

3大要素

フェイスマスク製品の質は、3つの要素のバランスによって決まります。

それは、

  • シート(生地)
  • 美容液(中身)
  • パッケージ(包装)

です。

この3つがうまく調和してはじめて、消費者が満足できる製品が完成するのです。
多くのOEM依頼者は、中身の美容液の開発にばかり注目しがちですが、実はこの3要素の相性こそが、最終的な製品のクオリティを左右する最大のポイントなのです。

シートと美容液の相性がもたらす効果の違い

例えば、どれほど優れた美容液を開発したとしても、シートとの相性が悪ければ、その効果は半減してしまいます。肌に乗せた瞬間に「ピタッとはまる感覚」があるかどうか、美容液が適切にシートから放出されるか、それとも液だれしてしまうか。こうした使用感の違いは、すべてシートと美容液の相性によって決まるのです。相性が良ければ、つけた瞬間の吸い付くような密着感と、その後の浸透感が格段に良くなります。一方、相性が悪いと、たとえ美容液が素晴らしくても、肌への効果実感は大きく減少してしまい、消費者からの評価は思わしくなくなります。

シート素材選択の重要性

シート素材の選択も重要です。コットンやリヨセルといった不織布系から、バイオセルロースやハイドロゲルといった高機能素材まで、多くの選択肢があります。素材によって使用感や吸収性が異なり、それが消費者の満足度に直結するのです。

パッケージの役割と重要性

そしてパッケージも、単なる「入れ物」ではありません。個包装にするか、複数枚入りの容器にするか、印刷仕様をどうするかといった選択は、製品の価格帯やターゲット層、さらには販売チャネルまで左右する重要な決定なのです。パッケージは製品の第一印象であり、ブランドのアイデンティティを表現する重要な役割を担っています。

3要素の最適な組み合わせ実現のポイント

この3要素をうまく組み合わせるためには、深い専門知識が必要です。
6000件以上の開発実績を持つOEM会社なら、各シート素材と美容液の相性を熟知しており、お客様の要望に応じた最適な組み合わせを提案することができます。

例えば「密着感を最優先したい」という要望なら、吸い付くような感覚が特徴のバイオセルロースとそれに合う美容液の処方を組み合わせる。
「毎日使える優しさが欲しい」という要望なら、肌への刺激を考慮したシート素材と、パラベンフリーの美容液を提案するといった具合です。

全体バランスを見た開発の必要性

重要なのは、3つの要素を独立して考えるのではなく、全体のバランスを見ながら開発を進めることです。
シート、美容液、パッケージのそれぞれが相互作用することで、初めて「売れる製品」が完成するのです。

OEM会社選びのポイント

OEM会社を選ぶ際には、このような3要素の相性を理解し、「3つをどう組み合わせるか」という視点を持った提案ができるパートナーを選ぶことが大切です。
単に「この素材がトレンドです」「この成分が流行っています」といった表面的な提案ではなく、具体的な使用感や効果を想定した、戦略的なサポートをしてくれる会社に相談することをお勧めします。

ターゲットに合わせて選ぶシート素材の代表的な4種と特徴

シート素材4種比較図

フェイスマスクのシート素材選びは、ブランドのポジショニングと消費者の期待値を大きく左右します。
デイリーケア向けの低価格帯から、プレミアム志向の高級ラインまで、予算とターゲットに合わせて選べる素材が存在するのです。
ここでは、代表的な4種類の素材と、それぞれが適している製品企画について紹介します。

天然由来の不織布

最初のグループが「コットン」「リヨセル」「レーヨン」といった天然由来の不織布です。
これらは、デイリーケア向けのコストパフォーマンスに優れた素材として最も一般的です。コストを抑えながら基本的なスキンケア機能を備えており、毎日使うユーザーにとって手軽に購入できる価格帯を実現できます。肌への優しさも備えており、敏感肌の方にも配慮した商品開発が可能です。量販店やEC販売を前提とした、大量販売を目指すブランドに最適な選択肢といえます。

機能性不織布

次が「ベンリーゼ」や「ネイチャーレース」といった機能性不織布です。
これらは天然素材でありながら、より高い保湿性や肌への密着感を備えており、スタンダードからやや上位の価格帯の製品に適しています。デイリー使いでありながら、「ちょっと良いものを使いたい」というユーザーのニーズに応えられます。素材としての特性を活かしながらも、コストバランスが取れた提案ができるため、拡販戦略としても優れています。

バイオセルロース

プレミアム層向けの代表格が「バイオセルロース」です。
ココナッツ由来の天然素材で、最大の特徴は吸い付くような圧倒的な密着感にあります。シートが顔にピタッと張り付き、美容液の浸透感が格段に良くなるため、ユーザーの満足度が非常に高いのです。「ナタデココのような」と表現されることもあり、独特の使用感が高い付加価値を生み出します。価格帯は高くなりますが、ギフトやスペシャルケア製品として、あるいは高級ブランドのラインナップとして、消費者から強い支持を得ることができます。

ゲル系素材

そして最後が「ハイドロゲル」や「ジェル不織布」といったゲル系素材です。
美容液そのものをシート状に固めた素材で、ひんやりとした使用感が特徴です。スペシャルケアとしての位置付けが強く、朝のむくみ取りや集中ケアを求めるユーザーから人気があります。視覚的にも「高級感」が演出でき、プレミアムな製品企画に適しています。

素材選択の重要なポイント

選択する際の重要なポイントは、単に「流行っている素材だから」という理由で選ばないことです。
むしろ、以下を考慮することが大切です。

  1. 目標とする販売価格帯に合わせることです。素材のコストは製品の最終価格に直結するため、想定する小売価格から逆算して素材を選ぶ必要があります。
  2. ターゲット層の期待値を理解することです。デイリー使いなら使用感よりも継続購入のしやすさ、プレミアム層なら満足度と効果実感が重視されます。
  3. 配合する美容液との相性を検討することです。素晴らしい素材でも、その中身との組み合わせが悪ければ、期待される効果は得られません。

OEM会社に依頼する際には、単に「この素材でお願いします」ではなく、ブランドのコンセプト、ターゲット層、販売チャネル、価格戦略などの背景を丁寧に説明することをお勧めします。

そうすることで、プロのOEM企業から、最適な素材提案と、それに合わせた美容液処方のアドバイスを受けることができるのです。

競合と差別化するための美容液処方と付加価値の付け方

美容液処方

フェイスマスク市場で競合他社との差別化を図るには、美容液の処方設計が最も重要な要素です。
同じシート素材を使っていても、中身の美容液で大きく差がつきます。消費者が「この製品を選びたい」と感じるのは、見た目や素材よりも、その効果と使用感なのです。では、どのような処方設計が、市場での差別化につながるのでしょうか。

成分の相乗効果による処方設計

最初に理解しておくべきは、単一の成分だけでは効果を最大限に引き出せないということです。

例えば、毛穴ケアを目的とした製品を作るなら、ビタミンCやグリシルグリシンといった主要成分に加えて、その効果を高める補助成分を組み合わせることが重要です。
さらに、肌への浸透を促進する成分も加えることで、初めてユーザーが「本当に効いている」と実感できる製品が完成するのです。
これが、OEM会社の処方開発の真の価値といえます。

トレンド成分の活用と処方設計

最近のトレンド成分としては、PDRN、エクソソーム、レチノール、CICA、ナイアシンアミドなどが挙げられます。
これらは確かに訴求力が高く、消費者の関心も集めやすいのです。

しかし、単にトレンド成分を配合するだけでは不十分です。
それぞれの成分特性を理解し、相乗効果を狙った他の成分との組み合わせ、そして肌への刺激性のバランスを取ることが、プロの処方設計なのです。

敏感肌市場への対応

敏感肌市場の拡大も、処方設計における重要なポイントです。
パラベンフリーやエタノールフリーといった、低刺激処方への需要が急速に高まっています。
「効く」だけでなく「肌に優しい」という両立が求められるようになってきたのです。

OEM会社を選ぶ際には、単に「この成分を配合してください」と希望を伝えるだけでなく、肌への優しさについても明確に伝えることが大切です。
そうすることで、効果と優しさの両立を実現した処方の提案を受けられます。

オリジナル性の創出

また、オリジナル性を高めるための工夫も重要です。
例えば、自社で保有する原料素材がある場合、その素材を高濃度で配合したいというニーズがあるかもしれません。
あるいは、特定の地域の植物エキスを活用した、ストーリー性のある製品を作りたいということもあるでしょう。
こうした要望に対して、柔軟に対応できるOEM会社なら、単なる受託製造に留まらず、ブランドの世界観を共に作り上げるパートナーになってくれます。

サンプル試作による検証

処方設計の際には、複数のサンプルを試作してもらい、実際の使用感や効果を検証することをお勧めします。
「想像していた効果感と違った」「思っていたより肌がつっぱる」といった課題が見つかれば、それを改善するための調整が可能です。このサンプル段階での試行錯誤こそが、最終的に「売れる製品」を作り上げるための重要なプロセスなのです。

パッケージ表記と法的側面

そして最後に、パッケージの表記方法も、差別化の一要素になります。医薬部外品(薬用)として申請できる処方なら、「肌荒れを防ぐ」といった効能を明記することで、より強い効果訴求が可能になります。
これも、OEM会社が薬機法の知識を持つことで実現できる提案です。

総合的なアプローチが成功の鍵

競合と差別化するには、トレンド成分の採用だけでなく、処方の工夫、敏感肌への配慮、オリジナル性の創出、そして法的な側面を含めた総合的なアプローチが必要です。
こうした複合的なニーズに応えられるOEM会社のサポートを受けることが、成功への道を大きく短縮させるのです。

販売戦略に基づいたパッケージ形態とコストの目安

パッケージサンプル

パッケージ形態の選択は、製品のコストと販売戦略に直結する最も重要な決定です。
同じ美容液、同じシート素材でも、パッケージ次第で製品の最終価格、消費者層、販売チャネルまでが決まってしまうのです。
ここでは、「袋タイプ」「ボックスタイプ」「化粧箱タイプ」の3つについて、それぞれの特徴とコストの目安、販売戦略に合わせた活用方法をご紹介します。

袋タイプ

テモギーデイリーモイスチャーマスクヨモギ 30枚入り・7枚入り
TEMOGEY DAILY MOISTURE MASK

最もコストを抑えられるのが「袋タイプ」です。
シンプルなアルミ袋に、繰り返し開閉できるジッパーを付けた形状が一般的です。コストが最安価であるため、できるだけ低い価格で大量販売を目指す場合に選択されます。ただし、取り出しやすさという点では劣るため、毎日使う商品としては若干の使いづらさがあります。
コンパクトで発送・保管に便利なことから、量販店やECサイトでの販売に適しています。また、少量のトライアル用から大容量のデイリー使いまで展開しやすく、個包装の袋は試供品として配布する場合にも活用できます。

ボックスタイプ

プルアップ SRS マシュマロシート マスク 12枚入り
プルアップSRSマシュマロシートマスク

次のグループが「ボックスタイプ」です。
上部に開閉シールを備えた箱型のパッケージで、30枚程度の複数枚入りなど、大容量の商品にも対応し、保存性・利便性に優れている点が特徴です。

袋タイプよりもコストは高くなる傾向がありますが、開閉シールを繰り返し開け閉めでき、シートマスクを取り出しやすいという利点があります。
毎日継続して使う商品として、消費者の使いやすさを重視した形態です。

デイリー使いの中価格帯製品や継続使用向けの大容量商品に適しており、消費者の利便性とコストバランスが取れた選択肢といえます。
なお、保存性は容器や開閉シールの仕様によって異なるため、密着性や使用期間中の乾燥対策も確認することが大切です。

化粧箱タイプ

KACHI MASK
プルアップSRSマシュマロシートマスク

高級感を重視する場合に適しているのが「化粧箱タイプ」です。
個包装のシートマスクなどを、美しくデザインされた紙製のパッケージにまとめて入れた形態です。

白色の箱をベースに、ブランドのロゴや商品情報を印刷するなど、ブランド価値やデザイン性を訴求できます。印刷・形状・表面加工による差別化もしやすく、個包装マスクのセット商品や、化粧品のギフト商品に適しています。

ただし、個包装に加えて化粧箱の制作費用がかかるため、単価が高くなることが課題です。販売価格やブランドイメージに合わせて、素材や印刷、加工の仕様を検討する必要があります。
また、化粧箱は外装のため、シートマスクの保存性は中に入れる個包装などの仕様によって異なります。

コストの目安としては、袋タイプが低め、ボックスタイプが中程度、化粧箱タイプが高めになります。ただし、実際のコストは素材・仕様・ロット数によって変わります。

段階的なアプローチによる販売戦略

ここで重要な戦略があります。
最初から大容量のボックスで販売するのではなく、7枚から10枚の「中容量タイプ」から市場に投入し、消費者の反応を見た上で、気に入った層には30枚入りのボックスへ誘導するという段階的なアプローチです。

この戦略により、消費者は製品を「試す」段階と「継続購入」段階に分けて判断できるようになり、購入障壁が大きく下がります。結果として、継続率の高い顧客を育成することができるのです。

初期投資を抑えた印刷方法

初期投資を抑えたいという希望がある場合、「デジタル印刷」という選択肢もあります。
従来のグラビア印刷とは異なり、版代が不要であるため、初期費用を大幅に削減できます。
小ロットから生産が可能であり、まずはテスト販売で市場反応を見たいという企業には非常に有効な方法です。

ラベルを貼ってコスト削減

もう一つの工夫が「ラベル貼り」という方法です。
既製の白い袋やボックスに、自社ブランドのラベルをシール貼りする方式です。
これにより、オリジナルデザインの印刷代をかけずに、ブランドイメージを表現することができます。
多品種少量生産や、複数のバリエーション展開を考えている場合に特に有効です。

パッケージ形態選定時のチェックリスト

パッケージ形態を決める際のチェックリストとしては、以下の点が重要です。

  • 目標販売価格から逆算してコストを決めること。
  • 主な販売チャネル(EC、サロン、小売店など)に適した形状を選ぶこと。
  • 初期投資とロット数のバランスを考慮すること。
  • 継続販売を想定した時の利益率を計算すること。

OEM会社への相談方法

OEM会社に相談する際には、単に「予算内でお願いします」ではなく、販売戦略、想定価格帯、初期投資の制約、そして中長期的な販売計画を丁寧に説明することが大切です。
そうすることで、最適なパッケージ形態の提案と、現実的なコスト試算を受けることができるのです。

企画から納品まで!フェイスマスクOEM製造の6ステップ

OEM製造6ステップ

フェイスマスクのOEM製造は、企画段階から納品まで、複数のステップを経て進みます。
全体のプロセスを理解しておくことで、現実的なスケジュール感を把握でき、準備不足による遅延やトラブルを避けることができます。ここでは、一般的なOEM製造の流れを6つのステップで説明します。

ステップ1:ヒアリング・企画立案

OEM会社との初回打ち合わせで、ブランドのコンセプト、ターゲット層、期待される効果、予算、納期などを丁寧に説明します。この段階での情報共有が、その後の提案の質を大きく左右するため、曖昧さを残さないことが重要です。OEM会社の担当者は、こうした情報をもとに、最適なシート素材や美容液処方の方向性を検討し始めます。

ステップ2:サンプル試作

企画の方向性が決まったら、複数のサンプルが作成されます。
異なるシート素材、複数パターンの美容液処方、異なるパッケージ仕様など、選択肢を提示してもらいます。実際に手に取り、肌に乗せることで、「想像していた使用感と合致しているか」「効果実感は期待通りか」を検証するこの段階が、成功の鍵を握っています。

ステップ3:仕様決定・見積もり

複数のサンプルの中から最適なものを選び、最終仕様を決定します。
シート素材、美容液の配合成分、充填容量、パッケージの形状と印刷仕様、そして製造ロット数を確定させます。この時点で正式な見積もりが出され、予算との照合が行われます。

ステップ4:薬事チェック・デザイン作成

化粧品は薬機法による規制対象であり、パッケージに記載する全成分表示、効能表記、使用方法などが法令に適合している必要があります。OEM会社が薬事的な観点からチェックを行い、問題がないことを確認してから、パッケージデザインの最終版が作成されます。自社でデザインを持ち込む場合でも、法定表記の配置や文字サイズなどについて、OEM会社からのアドバイスを受けることが大切です。

ステップ5:製造・充填

クリーンルーム環境下で、シートの折り作業、美容液の充填、密封、検査が行われます。自社工場による一貫生産体制なら、すべてのプロセスを自社で管理できるため、品質のばらつきが少なく、問題が発生した時の対応も迅速です。また、外部への外注がないため、コスト削減にもつながります。

ステップ6:検品・納品

全数またはサンプル検査により、品質基準を満たしていることを確認した上で、指定の配送先へ納品されます。

全体の期間としては、企画の打ち合わせから最終納品まで、通常は5~6ヶ月程度が目安です。ただし、デザイン作成に時間がかかる場合はさらに延びることもありますし、既存の処方を活用するなど、急ぎの案件であれば短縮も可能です。重要なのは、各ステップでの意思決定を迅速に行い、OEM会社との連携を密に保つことです。

このプロセスの中で、最も時間をかけるべきは「サンプル試作」と「仕様決定」です。
ここで完璧を目指すことで、後工程でのトラブルが減り、最終的に満足度の高い製品が完成するのです。

自社に最適なパートナーを見極めるOEMメーカー選定の5基準

5つのチェックポイント

フェイスマスクのOEM製造を依頼するOEMメーカー選びは、ブランドの成功を大きく左右する最重要決定です。

世の中には多くのOEM会社が存在しますが、すべてが同じレベルの品質管理と提案力を持っているわけではありません。安さだけで選んでしまうと、後々大きなトラブルに直面することもあります。ここでは、後悔しないOEMメーカー選定の5つの基準を紹介します。

基準1:品質管理体制の厳格さ

基準1は「品質管理体制の厳格さ」です。
これが最も重要です。ISO9001などの国際品質管理基準に準拠し、または米国FDA(食品医薬品局)の認可を受けているメーカーであれば、一定以上の品質が保証されます。製品が納品された時点では問題がなくても、販売開始後に消費者からクレームが多発する、最悪の場合は回収に至るというトラブルを避けるためには、品質管理基準の厳格さが不可欠なのです。すべての原材料の受け入れ検査、製造工程での厳密な管理、最終検査での徹底した品質確認を行うOEM会社を選ぶことが、長期的な信頼構築につながります。

基準2:最小ロット(MOQ)の柔軟性

基準2は「最小ロット(MOQ)の柔軟性」です。
新規ブランドの立ち上げなら、まずは少量でテスト販売したいという希望があるはずです。1000枚から対応可能、あるいは3000枚から対応できるというメーカーなら、初期投資を抑えながら市場反応を見ることができます。逆に「最小50000枚から」といった高いMOQを要求するメーカーは、大型案件には適していますが、新規参入者には適しません。

基準3:提案力と実績

基準3は「提案力と実績」です。
単に「希望の仕様で製造します」という受け身の対応ではなく、「このターゲット層なら、このシート素材とこの処方の組み合わせがお勧めです」といったプロアクティブな提案ができるメーカーであることが重要です。過去の類似案件の事例、トレンド成分に関する知見、肌悩み別の処方提案などを聞くことで、その会社の深さが分かります。豊富な開発実績を持つメーカーなら、様々な事例から学んだノウハウを活かした提案ができるでしょう。

基準4:一貫生産体制の有無

基準4は「一貫生産体制の有無」です。
企画から充填、検査、納品まで、すべてを自社工場で行えるメーカーであれば、品質管理の一貫性が保たれます。外部への外注が多いメーカーの場合、各工程での連携不足により品質のばらつきが生じたり、問題発生時の原因特定に時間がかかったりするリスクがあります。自社工場で全工程を管理できる体制なら、コスト削減にもつながります。

基準5:誠実で丁寧な対応

基準5は「誠実で丁寧な対応」です。
要望に対して「リスクがある」と率直に伝えてくれるメーカーは信頼できます。すべての要望を無条件に受け入れるのではなく、「この仕様だと品質に問題が出る可能性がある」「この成分の組み合わせでは効果が期待できない」といった専門的なアドバイスをくれるメーカーこそが、真のパートナーです。また、打ち合わせの際に丁寧にヒアリングし、薬機法に関する懸念事項があれば事前に伝えてくれるかどうかも判断基準になります。

最後に、可能であれば実際に工場を訪問し、製造設備やクリーンルームの状況を目で確認することをお勧めします。ホームページやパンフレットでは分からない、実際の運営体制が見えてくるはずです。

これら5つの基準を参考に、複数のOEM会社を比較検討することが、成功への第一歩なのです。

株式会社SPCの実績と強み

新工場

株式会社SPCは、フェイスマスクを中心とした化粧品のOEM・ODM製造を手がけ、開発実績6,000件以上、フェイスマスクの製造実績35億枚以上を積み重ねてきました。

長年にわたり培ってきた製造技術とノウハウを生かし、商品企画・処方開発から資材選定、製造、検査、出荷までを一貫して自社で対応しています。

また、ISO9001認証を取得した国内工場にて品質管理体制を整え、安定した品質の商品を継続的に製造できる環境を構築しています。

豊富な製造実績をもとに、商品のコンセプトやターゲット、販売方法までを踏まえながら、ブランドごとのご要望に合わせたフェイスマスクづくりをサポートします。

フェイスマスクのOEM・ODMならSPCへ

「オリジナルのフェイスマスクをつくりたい」「どのようなシートや美容液成分を選べばよいかわからない」といった段階からでも、まずはお気軽にご相談ください。

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また、国内向けの商品開発だけでなく、海外展開にも対応しています。海外進出に必要となる各種資料の作成についてもサポートしておりますので、海外市場への展開をご検討の場合もお気軽にお申し付けください。

これまでの豊富な開発・製造実績と、市場を見据えた商品提案力を生かし、「つくる」だけではなく、「選ばれる商品づくり」まで考えたOEM・ODMをご提案します。

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